2025.01.22
法面工事とは、斜面の安定性を確保することで、土砂崩れや浸食を防ぐための重要な土木工事です。
さまざまな工法がありますが、具体的にどのような工法があるのでしょうか。
そこでこの記事では、法面工事の工法について解説します。
▼法面工事の工法
■植生工
植生工とは、植物を繁殖させることで、法面の保護を行う工事です。
植物が法面を覆うことで、風雨で表面が崩れるのを防げたり、根が絡み合うことにより土砂崩れを防げたりします。
また、自然環境の保全や景観にも有効な工法なので、他の工法と組み合わせることも多いです。
植生工には、以下のような工法があります。
・種子散布工
・植生基材吹付工
・客土吹付工
・植生マット工
これらの工法のなかから、環境や施工時期などから適した工法を選びます。
■構造物工
法面保護工は、斜面の表面を保護し、浸食や崩壊を防ぐための工法です。
具体的には、モルタル・コンクリート吹付工やファブリフォーム工法などがあります。
モルタル・コンクリート吹付工は、法面に金網を取り付けてモルタルやコンクリートを吹き付ける工事です。
ファブリフォーム工法では、マット状に加工された布製型枠にコンクリートやモルタルを圧入します。
■排水工
排水工は、斜面内部や表面の水分を効果的に排出するための工法です。
地表に排水溝を設置したり、地中に排水管を埋設したりすることで、斜面全体の安定性を向上させます。
▼まとめ
法面工事には、植生工・構造物工・排水工などがあり、安定性や安全性を確保するために適した工法を選ぶことが大切です。
適切な工法を選定したり組み合わせたりすることで、災害リスクを軽減できるでしょう。
福島県にある『開良建設株式会社』では、太陽光発電所の土木工事や造成工事などを行っています。
ファブリフォーム工法を取り入れた土木建設にも対応していますので、いつでもご連絡ください。